2025年10月4日に石破茂首相の後任を決める自民党総裁選の投開票が迫ってきました。
高市早苗さんをはじめとする5人の候補が激しく競い合う構図となっています。
世論調査でトップクラスの支持を得て、日本初の女性総理として大きな期待を集める高市早苗さん。
しかし、世論の高い支持とは裏腹に、高市早苗さんの総理就任を阻む見えない壁が存在すると言われています。
高市早苗が総理になる可能性は低いのか?筆頭候補なのに?

世論調査では常に人気の高市早苗さんが総裁に総理大臣になれない理由を考察していきます!
前回同様、その人気ぶりに次期総裁は「高市早苗」で決まり!との声も多々ありますが、当の自民党内で見ると異なる論調も聞こえてきます。
あるジャーナリスト達が揃えて口にするのが、前回以上に推薦人(20人)を集めることに四苦八苦しているという事です。
やはり、旧派閥の基盤の脆弱さが表れていると言えます!
候補者 | 朝日新聞(9/20~21) | 産経・FNN(9/20~21) | 毎日新聞(9/20~21) |
高市早苗 | 28% | 28.3% | 25% |
小泉進次郎 | 24% | 25.7% | 21% |
林芳正 | 11% | 11.1% | 10% |
茂木敏光 | 5% | 3.8% | 3% |
小林鷹之 | 3% | 4.0% | 2% |
今回の総裁選も同様の課題を抱えているようです。
上記の世論調査票では人気を得ていますが、今回の総裁選も厳しい勝算となると言えます。
高市早苗が総理になれない可能性がある理由3選!

高市早苗さんが総理になれない可能性の理由として大きく3つあると思われます。
その理由①として、ある反対勢力が最大の障壁となり党内の構造的な組織の秩序が原因と言われています。
なんと、麻生太郎さん、岸田文雄さん、菅義偉さんの元首相が「高市総理阻止」で結託し、小泉進次郎さん支持という報道がありました!
俗に言う「キングメーカー」たちが束になって反対するという理由が明確になってきいると言えます。
次にその②として、高市氏の保守的な政治姿勢、特に靖国神社参拝継続方針や中国に対する強硬姿勢が、党内から外交リスクとして危険視されているという理由です。
キングメーカーの存在と同時に、連立相手である公明党からの強烈な反発も問題となっています。
公明党の斉藤鉄夫代表は石破総理の辞任表明直後、「保守中道路線の理念にそぐわなければ連立政権を組むわけにいかない」と発言をしました。
これは明らかに高市早苗さんを念頭に置いた連立拒否の示唆です。
公明党が最も懸念するのは、高市早苗さんが首相として靖国神社に参拝することのようです。
それによる日中関係が決定的に悪化するシナリオになると、「平和の党」を掲げる公明党にとっては受け入れ難い選択なのようです。
仮に高市早苗さんが総裁選に勝利しても、公明党が連立を離脱すれば政権運営は極めて困難になります。
参議院で過半数を失っている現状では、公明党の協力なしに安定政権を維持することは事実上不可能との見方も党内では根強いと言います。
さらに深刻なのは、上記でも触れた高市早苗さんの政治基盤である旧安倍派が既に解散していることです。
組織的な議員票の基盤を失った高市早苗さんは、無派閥議員や他派閥からの支持を一から築き上げる必要があります。
ですが、これは極めて困難な状況と言えるとのことです。
高市早苗が総理になる可能性はないのか?考察まとめ
高市早苗さんが総理になれない可能性を調査した結果、世論支持の高さとは裏腹に構造的で深刻な問題が明らかになりました。
✅ 最大の要因と見られている、麻生さん・岸田さん・菅さんという3人の元首相による高市包囲網
✅ 旧安倍派解散による議員票基盤の喪失が高市早苗さんの総裁選勝利を極めて困難にしています
✅ 公明党の「連立拒否」示唆は、仮に総裁選に勝利しても安定政権を築けない可能性を示唆しています
✅ 高市早苗さんの最大の魅力である「ブレない保守的信念」が、皮肉なことに現在の状況では最大の弱点となってしまっている
10月4日の投開票日まで残りわずかとなりましたが、果たして高市早苗さんはこれらの障害を乗り越えることができるのでしょうか?
晴れて日本初の女性総理大臣へと道は切り開かれるのか動向に注目したいですね!